地元ライター記事

2025.03.04

249 View

勝山市のおすすめ観光コース!歴史・自然・グルメを満喫する1日旅

勝山市といえば「福井県立恐竜博物館」が有名ですが、それだけではありません!歴史ある建造物や大自然に囲まれたパワースポット、さらには郷土料理を味わえるグルメスポットまで、魅力が満載です。本記事では、歴史・自然・グルメを楽しめるおすすめの観光ルートをご紹介します。1日で勝山市の魅力をたっぷり堪能しませんか?

福井県立恐竜博物館:恐竜の世界を満喫!歴史と学びが詰まったスポット

福井県勝山市にある福井県立恐竜博物館は、日本を代表する恐竜専門の博物館のひとつ。令和5年7月14日のリニューアルオープンを経て、展示内容がさらに充実しました。館内には50体もの恐竜全身骨格が並び、迫力満点の動く恐竜ロボットや化石発掘体験など、大人から子どもまで楽しめる魅力的なコンテンツが揃っています。令和6年度には、年間来館者数が開館以来初めて100万人を突破し、全国的にも大きな注目を集めました。進化を続ける恐竜博物館で、リアルな恐竜の世界に触れてみてはいかがでしょうか?
福井県立恐竜博物館の詳細はこちらの記事をご覧ください!→福井県立恐竜博物館|予約・見どころなどリニューアル後の変化を徹底解説

福井県立恐竜博物館
住所〒911-8601
福井県勝山市村岡町寺尾51-11
(かつやま恐竜の森 内)
電話番号0779-88-0001(代表)
0779-88-0892(団体受付)
休館日第2・4水曜日(祝日の時はその翌日、夏休み期間は無休)
年末年始(12月31日と1月1日)
※展示替えや施設の点検のための臨時休館あり。詳しくは恐竜博物館カレンダーをご確認ください。
開館時間9:00~17:00(入館は16:30まで)
※夏季繁忙期は8:30~18:00(入館は17:30まで)
※入館には観覧券の事前予約が必要です。
アクセス【車】
・福井北JCTから約30分
・白鳥JCT・ICから約1時間30分
【公共交通】
・JR福井駅→えちぜん鉄道 勝山永平寺線(約60分)→勝山駅(終点) →バス(約15分)またはタクシー(約10分)
駐車場かつやま恐竜の森の駐車場(無料):乗用車約1,200台
公式サイトhttps://www.dinosaur.pref.fukui.jp/

はたや記念館 ゆめおーれ勝山:歴史と文化を学べる勝山のシンボル

福井県勝山市は、明治時代から羽二重の産地として栄え、現在も繊維業がまちの重要な基幹産業となっています。「ゆめおーれ勝山」は、明治38年から平成10年にかけて勝山の中堅規模の機業場(きぎょうじょう)として使われていた建物を保存・活用し、その歴史を伝える織物ミュージアムです。「勝山市指定文化財」や国の「近代化産業遺産」にも認定され、1階の手織り体験コーナーでは、スタッフの指導のもと、オリジナルコースター作りやまゆ玉クラフトを楽しむことができます。大人から子どもまで、みんなで気軽に体験できるのが魅力です。
ゆめおーれ勝山の詳細はこちらの記事をご覧ください!→ゆめおーれ勝山とは?歴史と文化に触れながら機織りを体験!

ゆめおーれ勝山
住所〒911-0802
福井県勝山市昭和町1-7-40
電話番号0779-87-1200
休館日水曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月2日)
開館時間9:00~17:00
アクセス【車】
・中部縦貫自動車道勝山ICから車で10分
【公共交通】
・えちぜん鉄道勝山駅からコミュニティバス等乗車~ゆめおーれ勝山前下車
駐車場無料(30台)
公式サイトhttps://www.city.katsuyama.fukui.jp/hataya/

旬菜食祭お食事処 花月楼:地元の味を堪能できる名店で贅沢ランチ

お食事を楽しむなら、ぜひ訪れたいのが「旬菜食祭お食事処 花月楼」です。明治30年(1897年)に建てられた旧料亭をリノベーションした趣あるお食事処で、国登録有形文化財にも指定されています。歴史を感じる建物の中で、福井名物の「お蕎麦」や、勝山市の郷土料理「里芋の煮っころがし」「厚揚げの煮たの」「ぼっかけ」など、地元の味を一度に楽しめるのが魅力です。出汁がしっかり染みた、どこか懐かしい味わいをご堪能ください。
撮影は2月に行われたため雪景色が広がっていますが、道はきちんと除雪されているので安心して訪れることができます。

また、お料理だけでなく、建物の見どころも魅力のひとつです。特に2階の「傘天井」は圧巻で、32畳の大広間の天井がまるで傘を開いたように美しく湾曲しており、予約なしでも無料で見学できます。店内には伝統を感じる調度品や、昔ながらの知恵や生活の工夫が垣間見える展示があり、敷地内の庭も風情たっぷり。食事を楽しむだけでなく、歴史や文化に触れることができるのも魅力です。

また、勝山市の伝統や郷土料理については、お店のメニューにも詳しく紹介されていますので、ぜひじっくりとご覧になってみてください。

店内には「つぐら」と呼ばれる伝統的なわら細工が展示されています。これは、稲刈りを終えた10月末から11月初め頃に、わらを筒状に編み上げて作る「雪国の冬季限定の保冷庫」です。かつては、雪が降る前に畑で収穫した大根や人参などの食料を保存するために使われていました。
さらに、春になると山菜が豊富に採れるようになり、役目を終えたつぐらは畑の堆肥として活用されるなど、無駄のない循環型の知恵が詰まっています。

いよいよお食事の時間!今回は一番のおすすめ「釜炊きぼっかけ御膳」をいただきました♪ こちらは事前予約制の特別なメニューです。
目の前でふっくらと炊き上がる釜炊きご飯に、温かい茶碗蒸し、締めのぼっかけが付いた贅沢な御膳。季節によって内容が少しずつ変わるそうですが、今回のメニューには鯖の焼き魚、マイタケやエビの天ぷら、そして福井の名物・水ようかんが添えられていました。心も体も温まる美味しいひとときを楽しめます。

「昆布巻き」といえば一般的には「にしん」を巻くものが多いですが、勝山では昔から「油揚げ」やゴボウ、ニンジンなどの野菜を巻いた「五目昆布巻き」が主流だったそうです。

締めに出てくるぼっかけは、ピリッと効いたわさびがアクセントになり、とても美味しかったです。薬味は自分で選べるので、苦手なものを避けて食べることも可能。おだしがしっかり染み込んだ味わいに、ほっとするひとときでした。

他にも、ふわとろのオムライスに唐揚げをのせた「オムライスプレート」や、福井名物のソースカツ丼、奥越地域で親しまれている「醤油カツ丼」など、バリエーション豊かなメニューが揃っています♪食事だけでなく、甘味やカフェメニューも楽しめるので、ちょっと一息つきたいときにもぴったりです。

旬菜食祭お食事処 花月楼
住所〒911-0806
福井県勝山市本町2丁目6-21
電話番号0779-87-1355
定休日水曜日、年末年始
営業時間11:00~14:30 L.O.14:00
お二階での夜の宴会は完全予約制、事前にご予約ください。勝山左義長ばやしの公演や体験も可能、事前予約制です。こちらのホームページをご参照ください→二階 傘天井の間 – 花月楼
アクセス【車】
・中部縦貫自動車道勝山ICから約10分
駐車場18台
花月楼駐車場およびまちなか駐車場をご利用ください。
公式サイトhttps://katsuyama-navi.jp/kagetsuro/

越前大仏:勝山のシンボル!巨大仏像と歴史の深い名所

福井県勝山市にある大師山清大寺は、広大な境内に数々の仏像と美しい伽藍が整然と配置されており、その中でも最も印象的なのが「越前大仏」です。この大仏は高さ17メートルを誇り、奈良の大仏よりも2メートルほど高いため、まさに日本一の大きさを誇っています。越前大仏のために使用された銅はなんと220トン!創建当時、その鋳造物は世界最大とも言われ、そのスケールの大きさには圧倒されます。
越前大仏の詳細はこちらの記事をご覧ください!→「越前大仏」日本一の大きさに圧巻!見ごたえ抜群の境内を紹介します!

越前大仏
住所〒911-0811
福井県勝山市片瀬町50字1-1
電話番号0779-87-3300
休館日無休(冬期臨時休業有)
開館時間通常期 8:00~17:00(最終入館 16:30)
冬季  9:00~16:00(最終入館 15:30)
アクセス【車】
・中部縦貫自動車道勝山ICから車で10分
【公共交通】
・えちぜん鉄道勝山駅でコミュニティバス(平泉寺方面)乗車→越前大仏前下車→徒歩8分
駐車場400台(普通車)、50台(バスなどの大型車)※無料
公式サイトhttp://etizendaibutsu.com/

平泉寺白山神社:霊峰白山を守る歴史的な神社

 白山平泉寺は、養老元年(717年)に越前の僧、泰澄大師によって開かれた白山信仰の拠点です。伝説によると、泰澄大師が山頂を目指していた途中、池のほとりで祈っていると、白山の女神が現れたと言われています。この池こそが、平泉寺の起源の地とされており、現在も平泉寺白山神社の一角にある御手洗池(みたらしいけ)がその場所として存在しています。御手洗池は今も湧き出る清水が特徴的で、古語の「ひら」に由来する「平泉」という名前が付けられています。この「ひら」は坂や崖を意味し、非常に古い言葉です。

泰澄大師は、山頂で千日に及ぶ厳しい修行を積んだ後、下山し、御手洗池(平泉)のほとりに白山大神を祀る祠を建てました。その場所に住まいを構え、修行に励んだことが平泉寺白山神社の起源とされています。この神社では33年に一度、御開帳の催しが行われ、次回の御開帳は2025年(令和7年)の5月に開催される予定です。もうすぐですね!私もその際にぜひ参拝し、神聖な場所で心を清めたいと思っています
平泉寺白山神社の詳細は、こちらの記事をご覧ください!→白山平泉寺とは?アクセスや見どころ、御朱印など解説します!

平泉寺白山神社
住所〒911-0822
福井県勝山市平泉寺町平泉寺56
電話番号0779-88−0033(白山平泉寺観光振興拠点「と之蔵案内所」)
(9:00~17:00)
定休日無休
開館時間境内見学自由
アクセス【車】
・中部縦貫自動車道 勝山ICから約15分/大野ICから約10分
【公共交通】
・えちぜん鉄道勝山永平寺線「勝山」行き乗車(約52分)~勝山駅下車
タクシーで約10分、または大福交通バス平泉寺・猪野瀬便乗車(約15分)~バス停「平泉寺神社前」下車
駐車場第1駐車場 大型4台、普通18台
第2駐車場 普通32台
そば処まつや前駐車場 普通18台
公式サイトhttps://heisenji.jp/

平泉寺白山神社の苔がモチーフの抹茶・日本茶専門カフェ「ROKUSAI ー鹿柴ー」

平泉寺に訪れた際は、ぜひ「ROKUSAI 鹿柴」さんにも立ち寄ってみてください(^^)♩ 2024年8月にオープンしたばかりの抹茶・日本茶専門カフェで、日本家屋の趣が感じられる落ち着いた店内と、静かな庭園の雰囲気がとても素敵です。平泉寺参道から小道を100メートルほど歩くと見えてきますので、参道途中の看板を目印にしてみてください♪

平泉寺白山神社の美しい「苔」をモチーフにした「苔玉チーズケーキ」は、まるで本物の苔玉のような可愛らしい見た目で、見ているだけでも癒されます(^^) 秋には期間限定で「紅葉玉」も登場していましたよ♪ さらに、目の前で点ててくださるお抹茶や日本茶、香ばしい香りのほうじ茶も楽しめて、心がほっと落ち着きます。私は悩みに悩んだ末に和紅茶をいただきました♪ どのお茶もとても美味しく、店内でのんびりとした時間を過ごせました。

ROKUSAI ー鹿柴ー
住所〒911-0822
福井県勝山市平泉寺町平泉寺56-32
電話番号0779-69-2693
定休日月~水曜日
※12月1日〜3月下旬頃まで冬季休業中、営業情報は下記ホームページやInstagramをご覧ください。
営業時間10:00~17:00 L.O16:30
アクセス【徒歩】
・平泉寺白山神社参道にある看板を曲がり小道を100mほどお進みください。
駐車場10台
公式サイトhttps://rokusaicafe.com/

大矢谷 白山神社:大岩と神聖な雰囲気の中で心を癒す

大矢谷(おおやだに)白山神社は、平泉寺白山神社から東南へ約6.5kmの勝山市東南部にあります。境内には高さ20mを超える巨大な岩塊があり、約3万年前に経ヶ岳や保月山の南西側が大規模に崩壊し、なだれのように押し流されてできたものと考えられています。こうした岩塊は大矢谷周辺をはじめ、南方の大野市にかけても多く点在しています。この神社では、その圧倒的な存在感を放つ岩塊が御神体として祀られており、そばには拝殿と覆屋が建てられています。鳥居の手前には樹齢500年以上といわれるスギの巨木がそびえ立ち、力強い自然のエネルギーを感じさせる神秘的な空間が広がります。さらに、岩塊の下からは縄文時代の石器や平安時代の須恵器などが見つかっており、古くから人々の営みと深い関わりがあったことがうかがえます。

私が訪れたのは妊娠中でしたが、清らかな空気に包まれ、とても癒される時間を過ごしました。自然が放つエネルギーを全身で感じ、心も体も満たされるような感覚でした。特に巨石の迫力には圧倒され、その圧倒的な存在感に思わず見入ってしまいました。

大矢谷白山神社
住所〒911-0824
福井県勝山市平泉寺町大矢谷18堂ノ前7
開館時間境内見学自由
アクセス【車】
・中部縦貫自動車道 大野ICから約13分
駐車場駐車場なし
Webサイトhttps://bimeguri.jp/spot/228/

まとめ

いかがでしたでしょうか?勝山市といえば恐竜のイメージが強いですが、それだけではなく、歴史ある建造物や自然豊かなパワースポットも魅力のひとつです。春は山藤や桜、新緑が美しく、秋には紅葉が彩りを添え、冬には幻想的な雪景色が広がります。大自然が生み出す四季折々の風景に癒されること間違いなし。夏には清流で川遊びやキャンプも楽しめますよ♪ ぜひ、さまざまな季節の魅力を感じに足を運んでみてください!

一覧に戻る
TOPへ