自分のペースで
楽しみながら登ろう。
-
別当出合
石川県側の白山登山は別当出合から。マイカーやバス、タクシーなどの終点になりますが、7月初旬から10月中旬までの週末・休日は、マイカー規制が行われているのでシャトルバスを使用して。無理のないペースで進むためにも、オススメは朝出発(白山は国立公園なので夜間登山は禁止)。事前に登山届を提出したら、大きな鳥居をくぐり、吊り橋を渡って山道へ始めの一歩。山のマナーを守りつつ進みましょう。
-
左/トレッキングポール(ストック)
を使えば、山道がグッと楽に。
中/指道標で行程を確認。
右/木道が敷かれている場所は、
植生保護エリアなのだそう。
-
甚之助避難小屋
砂防新道を進みましょう。途中の中飯場(トイレ付)でちょっぴり休み、さらに1時間半進んだところにある甚之助避難小屋で、小休止。2011年に新しく建て替えられたためとてもキレイで、水場だけでなく、なんと水洗トイレ付!広場から別山を眺めつつ、チョコレートや羊羹などの行動食でエネルギー補給を。この先の黒ボコ岩に至る道の途中には花も見られ、「延命水」が湧きだしている所もあるんですよ。
-
黒ボコ岩
十二曲がりを登ったら、突然目の前に現れる大きな黒ボコ岩。一瞬、山頂かと思えるほどのパノラマビューですが、ここまでが前半戦。黒ボコ岩をはじめ、このあたりの黒い石や岩は、火砕流によって山頂から運ばれてきた火山弾なのだそうです。黒ボコ岩を通り過ぎ、後半戦は高原地帯の弥陀ヶ原からスタート。高山植物に包まれて長く伸びる木道の先には、白山主峰の御前峰山頂の姿が。焦らず無理せず白山室堂をめざして。
-
左/黒ボコ岩を越えた先に広がるこの景色。これまでの山道、坂道が嘘みたい! 木道から外れないで歩きましょう。
右/五葉坂から振り返った弥陀ヶ原の景色。木道が細長い川のように伸びているのが印象的。ここまで来たら白山室堂まであと少し!
-
白山室堂
標高2,450mにある白山登山の中心基地で、ご来光を見るならココが宿泊ポイント。街と比べて約12~14℃低く、夜にはさらに冷えるので、体調には気を付けて。宿泊棟の白山室堂、白山雷鳥荘のほか、食堂・売店がある白山室堂ビジターセンターがあり、夏には郵便局や診療所も開設。周辺にはハクサンコザクラやミヤマクロユリなどが咲いています(宿泊は全シーズン予約制、営業は5月1日~10月15日)
-
頂上を前にして飲むビールは格別!!
左/白山室堂オリジナルTシャツ。デザインが可愛いので、お土産にも◎
右/HAKUSAN2702のロゴが入ったサコッシュ。普段使いにも!集めたくなる!ピンバッジ。
-
左/白山室堂から行ける自然観察路。かわいい高山植物のお花や残雪などが見られるので、体力に余裕があったらぜひ。
右上/御前峰頂上までの道は美しく整備されていて、足にやさしい!
右下/白山奥宮の屋根が見えてきました。空気と雰囲気が街とまるで違って清々しい!
早起きは三文の徳、
お日の出を見よう。
-
御前峰
夏に白山室堂に泊まれば、日の出約1時間前に太鼓が鳴らされるのが聞こえるはず。それを合図に、御前峰へGO! 御前峰頂上で拝むお日の出は、胸のモヤモヤを吹き払ってくれるほどの感動的な景色。日の出後は360度パノラマビューで、好天なら白山三峰の大汝峰と剣ヶ峰、能登半島、北アルプスなどが一望できます。そして、御前峰頂上には白山比咩神社の奥宮があるので、白山信仰の歴史を想いつつぜひ参拝を。