白山を生涯のテーマとして、写真表現を追求している。写真集は、『木村芳文写真集 天と地と白山』、他6冊。展覧会は北陸を中心に開催している。自然公園指導員、(公社)日本写真家協会(JPS)会員。公式ホームページは http://2702.jp/
facebookは
http://www.facebook.com/2702.jp/
本格派部門
白山フォトコンテストは2017年春から2018年冬にかけ、本格派部門とお気軽部門の2つに分けて開催されました。応募総数1,791点の中から受賞作品をご紹介します。本格派部門は、プロ・アマ問わずからの応募でしたが、高い品質の作品が多数選考されています。
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木村芳文氏写真の風景から考えて、1300年の年である平成29年度最後といっていいほど、ギリギリのタイミングで山頂に到達できる頃を見計らって登られた価値のある冬景色だと思います。また、太陽の昇る瞬間にこの場所で撮影されたことも素晴らしい。露出、構図ともにそつなくこなしていますし、労作と言えるでしょう。
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落井俊一氏風に舞っている粉雪も映り込み、それを強調するような光の色合いも良いです。厳しい冬を迎えようとしている風の音が聞こえてきます。色合い、角度もよく、全体的にバランスのとれた作品だと言えます。
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阿武悦司氏写真の中に動きを感じさせてくれるような気がします。じっと見ていると言葉も聞こえてくるような美しい写真で、訪れてみたいと思わせる素晴らしい写真です。雪の輪郭もしっかりと捉えており、技術の高さもうかがえます。
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木村芳文氏型にとらわれず、画像全体に広がりが見られるような作品に感じました。撮影者が訪れた際の情景を素直に感じ取り、シャッターを押した純粋な気持ち、思いが伝わってくる作品です。見ていて、気持ちの良い気分になる写真だと思います。
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落井俊一氏シャッタースピードがよいので、滝の表情をうまくとらえています。撮影箇所からは、滝全体の撮影が難しいのですが、滝つぼまでうまくおさえています。少し露出度合いが強いと思われますが、難しい撮影でしたでしょうし、全体的に評価できる作品です。
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阿武悦司氏撮影時期が素晴らしいですね。一目で見て惹きつけられる美しさがありました。滝つぼに光が当たる時間は短く、これだけ明るい写真はなかなか撮れません。少し構図を変えればもっと良い写真になりそうですね。ただ露出度合いも丁度よく、なかなか行きづらい場所でもありますので、力作と言えるでしょう。
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「白山比咩神社に初詣」田丸 彩也香
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「恵みの里」中田 実
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「霊峰白山を望む」川縁 功
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「白山比咩神社に初詣」田丸 彩也香
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「恵みの里」中田 実
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「霊峰白山を望む」川縁 功
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「水面(みなも)に写る秋の色」田村 小雪
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「綿秋につつまれて」矢野根 滋明
お手軽派部門
インスタグラムから応募部門での受賞作品をご紹介します。お手軽とは思えないほどクオリティが高く、かつ気軽に撮れるスマホならではの臨場感に溢れています。
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木村芳文氏インスタグラムで投稿されたといいながらしっかりとした露出で、色合いの調和が良いです。また、長方形で応募してきたところに構図へのこだわりが感じられ、日の出の情景をダイナミックに表現できています。
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落井俊一氏色合いがとても良い写真だと思います。黒がしっかり出ていて、バランスがよくなっています。全体的に文句のつけようのない、しまりのある写真ではないでしょうか。
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阿武悦司氏放射線状の光線を綺麗にとらえており美しいですね。光線が雲を突き抜けて地上に降り注いでいることが伝わってくるようです。それでいて黒落ちしていませんし、バランスも良いです。
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審査員
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木村芳文氏
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落井俊一氏
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各地の自然風景を主に撮影、写真雑誌、パンフレット、カレンダー、フォトエーゼンシー等への写真提供。幅広い写真活動を行っている。日本風景写真協会設立を提唱し設立発起人となる。
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阿武悦司氏
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白川郷facebookを中心に写真発表をしている。2016年の白山白川郷ホワイトロードフォトコンテストでは、特別賞を受賞。2012年から飛騨観光カンパニーを経営しており、facebookを利用した新たな観光を提案。2016年時点でfacebookは、のべ年間約3000万人に閲覧されている。facebookはhttps://www.facebook.com/shirakawagoinfo/